iOS18の消去対応に関わるアップデートのご案内

お客様各位

平素より、MASAMUNE Erasureをご利用、ご検討いただきまして、誠にありがとうございます。

この度、iOS18対応の消去版アップデートを公開いたしました。
バージョンは以下の通りです。
「build=20193 / Library: 0.3.3-188 + 0.9.2-609r」

MASAMUNE Erasureを一度終了し、再度起動いただければ、自動的にアップデートが適用されます。

なお、iOS18は公開されたばかりであり、ファームウェアを提供するApple社のサーバが混雑している可能性がございます。そのため、消去作業に必要なIPSWのダウンロードに時間がかかる場合がございます。まずは1台のデバイスで消去作業をお試しいただき、その後、複数台での消去をご利用いただければ幸いです。

現在、iPhone16の消去対応に向けて開発を進めており、対応可能となった際には改めてご連絡申し上げます。

今後とも、MASAMUNE Erasureをご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

MASAMUNE Erasureにおける iOSの消去について

iOSの消去について

当社のMASAMUNE Erasureでは「iOSの標準機能を利用しての消去」と「無意味なデータを上書き消去」のふた通りを用意しております。ご利用頂いている方から消去作業の高速化についてお問い合わせを頂いておりましたので 当件を筆記させて頂きます。

【速度強化】ストレージデバイスの強化

MASAMUNE ErasureのiOSの消去手法は以下になります。

① ipsw ダウンロード → ② ipsw の解凍 → ③iOSのファイル流し込み → ④ 消去

②と③を行う際にストレージデバイス(HDD や SSD)の読み込み、書き込み性能によって消去時間が変わってきます。

②についてはストレージデバイスの読み込み速度と書き込み速度。

③についてはストレージの読み込み速度、並びにUSBの書き込み転送速度。

iOSデバイスの複数台接続消去する際は、SSDなどを利用した高速デバイス(RAIDなど)導入やUSBポート、USBハブの変更などを検討をお奨めします。

【速度強化】ダウンロードの短縮(規約注意)

ipswの件についてですが、ダウンロードを短縮する事が可能です。
/usr/loca/bmdr/share/bmdr/ipsw にipswのファイルがあれば即消去作業がスタートされます。

しかしipswのファイルの複製はApple社の規約をご確認頂いた上でご利用頂き、当社では複製を推奨する物では御座いません。

保存フォルダについての箇所はスクリーンショット(Ubuntu 16.04 64bit の場合)にある通りです。

左のメニューにある左のボックス画像をクリックしていただき、開かれたエクスプローラの下から2番目の【コンピューター】から保存先(/usr/loca/bmdr/share/bmdr/ipsw)を参照する事が可能です。

参考

iOS10.3正式版への対応に向けて(途中報告)

先日正式リリースされたiOS10.3ですが、各所で文鎮化(DFUモード)の情報が報告されており、当社のソフトウェアMASAMUNE Erasureでも同様にDFUの問題を現在抱えています。

  1. 消去ツール内では消去取り込みの為のログの監視をする為に、「端末の接続チェック(メイン・全体の機能)」と「IPSWの書込み(個別端末への機能)」が並行して動作しています。その為「IPSWの書込み」処理の特定のタイミングで「端末の接続チェック」がその端末へ割り込むとDFU問題の事象となる可能性が考えられる。
  2. DFUモードからスタートしたIPSWの書込みは 問題の事象とならない為、接続チェックに割り込まれても影響しない事は確認されている。
  3. 一回目のIPSWへの書込みでDFUモードのまま終了した場合、もう一回実行する対応で回避ができる可能性がある。
    (欠点:IPSWの書込み時間が 2倍( +約5分強)掛かってしまう)

「端末の接続チェック」が、どのタイミングで割り込むと問題が発生するのかの特定を現在試みておりますので、それが特定できれば、そのタイミングで接続チェックを一旦停止するような改修を現在検討しています。

本日3月29日のアップデートbuild=105 / Library: 0.3.1-100 + 0.7.5-362r にて 上記の3 の機能を追加しました。引き続き、改善策を模索していく次第です。

一部のiPadでの消去エラーを修正しました

平素より MASAMUNE Erasure をご利用・ご検討を頂き誠にありがとうございます。 以下のアップデートを公開しました。

  • iPad機種 Apple iPad Air (2019) の消去対応

ご利用頂いておりますユーザー様から頂戴した一部のiPadの機種(内部プロダクト名:iPad11,4、モデル番号MV0E2)で消去ができない事象の対応をしました。最新のiOSアップデートに起因するエラーと思われます。

アップデート後のバージョンは、「build=20181 / Library: 0.3.2-176 + 0.8.7-575r」となります。

次回ソフトウェア起動時に自動的にアップデートが適用されます。

引き続きMASAMUNE Erasureのご愛顧をよろしくお願い致します。

投稿 一部のiPadでの消去エラーを修正しましたMASAMUNE Erasure に最初に表示されました。

iPad Pro(第5世代)のデータ消去に対応しました

iPad(第5世代)の消去に対応しました。Apple iPad Pro 12.9 第5世代/2021 A2378 などが対象となり、Ubuntu 20.04版のバージョン番号は「build=20172 / Library: 0.3.2-167 + 0.8.7-547r」となります。

Evidence Creator を再起動頂けると自動的にアップデートされ、消去に対応する事が可能です。

引き続き、MASAMUNE Erasure のご愛顧をよろしくお願いいたします。

iPad (第5世代)のデータ消去に対応
iPad (第5世代)のデータ消去に対応

MASAMUNEでの消去エラー発生時の操作について

MASAMUNEは極力消去エラーが発生しない様に設計しておりますが、場合によってリカバリーモードから復旧が出来ない場合があります。

その場合は、iTunesをインストール頂きいTunes上で復元をする様お願いたします。

復元の作業が完了後は、MASAMUNE Erasureでも消去ができるますので通常通り消去作業証明書を発行する事ができます。